航空部とは

グライダーとは

グライダーとは飛行機からエンジンを取り除いたようなもので、航空法に定められた立派な航空機です。 その点でハンググライダーやパラグライダーとは異なります。 むしろ、ジャンボジェット機やヘリコプターの仲間といえるでしょう。 よくグライダーといえばハンググライダーを想像する人がいますが形も全然違います。 主にドイツやポーランドなどで生産されています。例えばASK21はAlexander Schleicher社(ドイツ)製です。 機体は500万から1000万円以上で非常に高価なものです。

エンジンが付いていないので滑空中は風の音しか聞こえてきません。 地上にいても上空を飛ぶ滑空機の風切り音が聞こえてきます。 計器板には速度計、高度計、昇降計などが付いていますが、ジャンボ機のようなハイテクなものは付いていません。 ですから基本的に有視界飛行です。だからグライダーで飛ぶ時には、地平線と風の音が重要になってきます。 風の音を聞いたり地平線の流れる早さを見て速度を知り、地平線の高さで機首の上下を知るのです。

上空では風に対して時速100km近くで滑空し、上手く上昇気流に乗ると高度1000m以上に達することもあります。 グライダーにはエンジンがないので、その高度は次第に下がってきます。 しかし上昇気流を見つけて上手く飛べば、高度を維持もしくはそれ以上に上がれるため数十分から数時間飛び続けることが可能です。 ただ、複座機であまり長く飛びすぎると他の部員のひんしゅくを買ったり、降りてくるよう指示されたりすることもあります。

外見は説明するよりも見た方が早いと思うので、下に写真を掲載しておきます。 写真は最初に乗るであろう複座機ASK21です。

ASK21

参考リンク

グライダー (ASK21) を正面・横・上から見た図(アレキサンダー・シュライハー社)